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■マンション経営の仕組み~その② メリット
(1)家賃収入が得られる
これはご存知の方も多いかもしれませんが、他の不動産(マンション・戸建て・土地)経営でもそうですが、不動産(ここではマンション)を貸すことで毎月入居者様から家賃(地代等)がもらえます。これはマンション経営での核の部分になります。
前回、マンション経営の大枠の説明と、【他人のお金でマンション経営ができる】というお話をさせて頂きましたが、
【他人のお金でマンション経営ができる】とはどういうことなのか?
結論から申し上げますと、
【自分でローンを組んで購入したマンションの月々のローン返済を、入居者が払ってくれる家賃で賄う】
となります!
自分で住むためにマイホームを購入する場合は自分でローンを組んで購入したご自宅の月々のローン返済を自分でおこなわなければなりません。
一方、マンション経営の場合は既に入居者が住んでいる物件を購入する形(マンションオーナー)になりますので当然入居者から家賃を払ってもらう権利が発生します。このお家賃を月々のローンの支払いに充てることができます。
簡単な話、月々のローン返済額(+α)が家賃よりも低ければ全く手出しが無いどころか、毎月プラス収支になります。
厳密にいえば毎月の支出は月々のローン返済額のほかに、下記があります。
①賃貸委託管理費
②建物管理費(建物管理費・修繕積立金)
①賃貸委託管理費
賃貸委託管理費とは、お部屋の管理を不動産屋に委託する際にかかってくる費用になります。
マンション経営を始めた方は、通常マンションオーナーになるのと同時に入居者に対しては貸主となります。
貸主は本来所有するお部屋の管理(入居者からのクレーム対応、入居者の退去手続き、新たな入居者の募集、募集のための準備etc)を行はなければなりません。
ただこの一連の管理業務は①不動産の知識②時間③お金が必要になります。
その為ほとんど皆さんが賃貸委託管理費を不動産屋に支払ってこの業務をまるまる委託しています。
この賃貸管理委託費の相場としては家賃の5%(税別)というのが一般的です。
②建物管理費
建物管理費とは、現在マンションを所有してお住まいになられてる方はご存知かもしれませんが、
具体的には
1.建物管理費・・・建物の管理(エレベータの点検費用、管理人の給料、エントランス・階段・廊下等、共用部分の維持
管理)にかかるお金を全世帯で平等※1負担します。月額で徴収になります。
2.修繕積立金・・・将来建物が老朽化した際に実施する大規模修繕に向けて全世帯で平等※1に負担し、積み立てていきます。
の2つの合計額になります。
実際の収支例をご紹介いたします。
福岡市博多区の1Kマンション(地下鉄駅から徒歩2分、1,280万円、築13年、家賃56,000円)を、物件価格の全額を融資を受けて購入した場合(ローン金利1.8%、返済期間35年変動金利)。
家賃収入 56,000円
ローン支払い -41,100円
賃貸委託管理料 -2,970円
建物管理費 -8,000円
月々収支 +3,930円
このようにマンションを所有するうえでかかってくる経費の合計額よりも家賃が高いので、
月々の収支がプラスになります。
仮にこの状態のまま35年所有すると、月々の収支は単純に合計で1,650,600円のプラスになります。(3,930円×12ヶ月×35年=1,650,600円)
再度お伝えしますが、これはすべて入居者様からの家賃だけで賄ったお金になります!!
これがマンション経営の魅力の一つです!!
※この他にかかってくる費用としては固定資産税があります。こちらは毎年1月1日時点での不動産所有者様に
納税義務が御座います。
ただし35年間ずっとこの通りに行くことはまずありません。当然そこにはリスクがあります。
次回はそのリスク部分についてお話ししたいと思います。
今日はこの辺りで、、
山部